根 拠

対象者26名の感覚障害軽度から重度まで、それぞれ異なっていた しかしAISSIによる圧で皆が痛みを感じることができた •中枢神経系の障害により情報処理の量と速度に制限がある対象者らに、 AISSIによる緩やかな感覚の変化と繰り返しは ボトムアップ確かな情報として中枢へ伝えられる

中枢性疼痛は実在の感覚よりもトップダンにより伝えられる感覚    知覚(中枢神経系により情報操作)された感覚と類似している

•AISSIによる末梢からの”確かな”感覚情報が中枢性疼痛の知覚認識過程を変えられる

AISSIによる緩やかな感覚の変化と繰り返しは、情報処理の量と速度に制限がある対象者予期と探索、受容する反応を促すことができる

一次感覚野への感覚入力 →内側毛帯→視床VPM→一次感覚野(S1)4層→2/3層  高い可塑:視床と一次感覚野、一次感覚野内の4層と2/3層の間、視床VPM内で高い可塑性(変化する能力)を持っている可能性がある 一次感覚野への感覚遮断の実験から→感覚入力量が遮断されると可塑性による変化が起こる

感 覚 :

感覚情報は何事かを教え、不確実なものを確実にしてくれるものであり、識 別 や同 定する過程

意識される感覚過程がある、多彩な情報を含む意識に上る感覚は極めて限られる。逆に意識に上らず利用されている感覚が多くある(フィルタリングされている)

例えば手を握ったとき手背・指背のSAⅡ型は手指の屈曲を検出し、運動感覚に貢献している。手の平からの感覚だけで無く、筋からの感覚など多彩、多様な感覚情報によって握ったと現実性を与えてくれる

そして、感覚は予期されている  経験・記憶との連合 情動反応を伴う

感覚は運動を伴う :ゲーティングGating 選択 :分配 側方抑制 連合等、脊髄レベルから運動反応に利用される、感覚と運動の一元化  12分節下行、2,3分節上行し分配される

よって、意識される、感じられる感覚過程があり、多彩な情報を含む

対象者情報 

発症より平均77日目(29-137日目)の入院患者8名 •発症より8年4ヶ月、1年3ヶ月の外来患者2名 •視床出血者5名、被殻出血者2名、脳幹出血等その他3名。平均年齢62.5歳(43-81歳)

発症後より持続した痛みや痺れを訴えていた対象者で鎮痛剤、抗うつ薬が処方されている症例もあったが、痛みや痺れ等の改善は少なかった

診断名 

感覚障害の程度 :軽度鈍麻 6名   中等度鈍麻 11名   重度鈍麻 9名

氏名年齢性別診断名発症日入院日感覚障害Br実施日部位AISSI実施日と発症日の差
A様53右脳幹出血  橋背側部 外来2007年8月2007年9月重度鈍麻2016年3月顔面3086
A様53右脳幹出血 外来2007年8月2007年9月重度鈍麻2016年3月3086
B様43右被殻出血 外来2014年7月2014年8月中等度鈍麻2015年10月457
C様72右視床出血2015年6月2015年7月中等度鈍麻2015年10月148
D様65右被殻出血2015年8月2015年10月重度鈍麻2015年10月59
E様72右視床出血  左脳梗塞2015年9月2016年1月中等度鈍麻2016年2月60
F様58左視床出血2016年5月2016年6月軽度鈍麻2016年7月61
G様79右中大脳動脈病変 小脳病変2016年6月2016年7月重度鈍麻2016年10月137
H様51クモ膜下出血  両麻痺2016年6月2016年6月重度鈍麻2016年9月左腕103
H様51クモ膜下出血  両麻痺2016年6月2016年6月重度鈍麻2016年9月左腿103
I様81左視床出血2016年7月2016年7月中等度鈍麻2016年8月29
J様70右視床出血2016年9月2016年9月軽度鈍麻2016年10月21
Faces Pain Scale (以下FPC)
対象者FPC評価AISSI実施前FPC評価AISSI実施後
A64
B86
C64
D104
E84
F42
G104
H64
I42
J64
K86
L86
M20
N62
O84
P80
Q86
R102
S64
T64
U84
V40
W82
X102
Y64
Z86
平均7.03.5

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